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「高校生活をやり直す夢」

何故だかよくわからないけれど、私は結構な頻度で「高校生活をやり直す夢」を、様々なバリエーションで繰り返し繰り返し見ている。

その夢では、精神的には今の年齢、それに多分姿形も今のままで、それをさほど不思議に思わずに、私は高校生を「やり直して」いる。

昨夜見た夢では、場所は学校よりも現家族が住んでいた団地の一室、特に私の部屋だった三畳のフローリングの部屋と四畳半の和室の間の引き戸の扉を外して繋げていた部屋が中心だった。

収納のない和室の方にベッドと本棚とタンス、押入れのある三畳間に机とエレクトーンが置いてある。
和室の方に、居間や玄関に通じる廊下に繋がるドアというかふすまがあり、三畳間の方にも同じ廊下の浴室側に出られる引き戸があったのだが、それは机でふさがれていた。
その横のエレクトーン側の壁に、団地の廊下に面した窓があったのだが、団地の造りが少し変わっていてその廊下はちょっと奥まっていたので、日当たりはゼロに等しかった。

ずっと後になって、二十代後半以後に母とまた住み始めた後も、私は日当たりのいい部屋にはいたことがあまりなかった。
そんなにそれを気にしてもいなかったけれど…。

ちなみに小学二年の時習い始めたエレクトーンは、小学四年の時、頭を強く打ち、首を酷く痛めてしまう事故に遭った後、習うのをやめてしまっていたので、以後は完全に置き物と化していた。
もっとちなみに、私はこの怪我のせいで視力ががくんと下がったらしい。今も裸眼ではとても外は歩けないほど悪い。
右だけなら、身体障がいレベルだが、左目がそれよりだいぶマシなので、眼鏡で何とか事足りている。

この現家族を象徴する部屋が出て来る夢は、本当にできれば見たくないほどなのに、無意識の方にはまた別の意図があるようで、無防備でいる時に何度も何度も繰り出されて来る。

今回は、母もしっかり登場した。

繋がりがバラバラで、いくつかの場面だけが、目覚めた後の今、何とか拾える。

私はおなじみの「やり直し高校生」だった。
母の方は、大体当時の年齢に見えた。

母は、「登校拒否なんて許さない、だったらとにかく今すぐ働け」と圧力をかける。
私は働くくらいなら、と何故か英語の勉強を始めようとする。

ベッドの上で、何だか色々な道具を広げている。

そのベッドにはマットレスだけ敷かれていて、布団がない。

母は、私が小学二年くらいの時に、このベッドを買い与えた。
しかし、何だかんだと理由をつけて、私に私の部屋に置いたそれを使わせず、何年もの間、母の部屋で、母の隣で寝ることを強制した。
それは私が中学二年になり、いい加減自分の部屋で一人で寝たい、と強硬に主張するまで続いた。

なので、高校生の頃にはもう布団はあったのだが、夢は大体母の支配が強かった頃を思わせる道具立てのことが多い、

私はそのマットレスの上に、ノートや色鉛筆の箱、しかも何十色も入っている、ずっと後になって自分で揃えた色鉛筆の箱を広げていた。
それに、教科書や参考書。
私は色鉛筆を使って何か描きたかった。

でもそれを諦めて、というか「描きたいという気持ち」をあえて感じないようにして、教科書を取り上げて机の方に向かった。

机の前に座って、教科書を広げる。
机の棚からも、教科書や参考書を取り出す。

意識はほとんど今のままなので、「へぇ、今の高校の教科書って、こんななんだ」などと思う。

そして、どうやら「遅れた」分の埋め合わせがそれでできて、留年しなくて済むらしく、教科書の文章を訳そうとする。
しかし、書かれている文章も、載っている注釈も、まるででたらめだった。
構文を表すのに、聞いたこともない略語が使われ、めちゃくちゃな説明がされている。

それなのに私は、それに気づいても大して不思議とも思わず、「こういうものなんだな」と納得していた。

学校での様子も少しあったが、今回はあまりよく覚えていない。

夢分析に詳しい訳ではないが、今回の夢は、結構わかりやすいポイントがあった。

私は、不登校になった時、本当は色鉛筆で、それも72色もある色鉛筆で、好きなように絵を描いてみるべきだったのだ。

そうすれば多分、どう考えてもおかしなことを、大して不思議とも思わず「そういうものだ」と受け入れ、その結果として訳もわからず苦しむ長い年月を、過ごさずに済んだかもしれない。

by Reimei34 | 2018-10-13 10:43 | 不登校

鬱、ひきこもり、毒になる母などについての 言葉にするのが難しい痛みの記録。


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